テコンドーデモンストレーションの様子

テコンドーとは

テコンドーは、韓国の武道・格闘技であり、国技として世界中で親しまれています。特に足技を中心とした攻防技術に特徴があり、精神修養も重視されている武道です。テコンドーは、オリンピック、パラリンピック、そしてデフリンピックの正式種目でもあり、競技者にとって世界の舞台で活躍できるスポーツです。初心者から上級者まで、年齢や性別を問わず楽しめる魅力があります。

テコンドーの歴史とオリンピック競技化

テコンドーは、1988年のソウルオリンピックで公開競技に初めて採用され、その後、2000年のシドニーオリンピックで正式競技となりました。また、2009年からはデフリンピックの正式種目となり、さらに2020年の東京パラリンピックでは、パラテコンドーキョルギが初めて正式種目として採用されました。
テコンドーは世界的なスポーツとして広がり、現在も多くの国で競技者が活躍しています。テコンドーの試合形式には、プムセ(型)とキョルギ(組手)の2つの主要な競技が存在します。

プムセ(型)

プムセは、1972年に制定されたテコンドーの型であり、攻撃と防御の動作を組み合わせた演武形式の競技です。プムセは、技術の正確さと表現力を競い合うもので、公認プムセ、フリースタイルプムセ、新プムセの3つがあります。

公認プムセ

公認プムセは、テコンドーの基本的な型として制定されたもので、太極プムセ(有級者向け)と有段者プムセに分かれています。太極プムセは1章から8章まであり、有段者プムセには「高麗(コリョ)」や「金剛(クムガン)」などの名称がつけられています。試合では、個人戦、ペア戦、団体戦が行われ、30~90秒の演武時間内に正確な動作と表現力を競います。

フリースタイルプムセ

フリースタイルプムセは、自ら選んだ音楽に合わせて独自のを行う型競技で、アクロバット技を盛り込んだ高いパフォーマンス性が特徴です。競技者は、個人戦やペア戦、団体戦で競い、決められた動作を入れて振付を作成します。動作の正確性や表現性で採点され、点数が高い選手の勝利となります。

キョルギ(組手)

キョルギは、組手のことを指し、実際に相手と対戦するスパーリング競技です。蹴り技を主体に、打撃による攻防が展開されます。試合では防具を装着し、安全に競技を行います。電子防具が導入されており、技が正確にヒットしたかどうかが自動的に判定されます。

階級と体重区分

テコンドーのキョルギは、男女それぞれの体重区分により階級が分けられます。オリンピックでは以下の4階級が設定されています。

男子-58kg-68kg-80kg+80kg
女子-49kg-57kg-67kg+67kg

これらの階級は年齢や体重によって異なる場合もあり、幼児や中学生では学年や体重によってさらに細かく区分されることがあります。

試合時間と勝敗

試合時間は通常、1分から2分のラウンド制で行われ、3ラウンドの合計ポイントで勝敗が決まります。また、KOやTKOによる勝敗決定もあり、攻防のスピードと技術が重要視されます。試合形式には「ベストオブスリー方式」もあり、勝利ラウンド数の合計によって勝敗が決まります。

テコンドーの魅力と今度の展望

テコンドーは、技術だけでなく、精神面の鍛錬も重視され、礼儀や忍耐力を学べる武道です。また、身体能力の向上や競技における戦略的な思考を養うことができるため、スポーツとしての魅力も非常に大きいです。

近年では、プムセのオリンピック正式種目化を目指す動きも進んでおり、テコンドーはますます注目されています。洪人館では、初心者から上級者まで幅広い層に向けた指導を行い、世界の舞台を目指す選手も育成しています。

洪人館では【クラス・入会案内】のページでこどもや大人向けの一般クラスや、選手育成の強化クラスの紹介をしています。
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